そらをおもう

…ちょっと、いろいろあって落ち込んでいました。
現実逃避してるよなあ、とか。
…なんですが、まあ、改めて考えてみて、やっぱり現実逃避といっても意味のないことって訳じゃないんだな、としみじみ思いました。
必要な寄り道なんだろな、と。

ACにこうして改めて熱狂していると、なんだ、やっぱり私はなんだかんだで変わってないんだな、としみじみ思ったりするわけです。
私が一番最初にクリアしたゲームはポケモンの緑で、その次くらいに鮮烈だったのが多分AC2で。
なんですが、難しくて＆下手だから情けなくて、ずっと見る側で、憧れるだけで。
でも、やっぱり大好きで。難しいからこそ余計に大好きで、こんなゲームを作る会社のスピリットに憧れて。
今、いろいろあった末に、改めてこのゲームと、プレイヤーとして向かい合えていることは、結構意味深いことなんじゃないかと思うのです。

やっぱり私はこのゲームが好きなんだという事。
どうして、ゲームじゃなくちゃならないのか。
どうして、ゲームに憧れて、夢中になるのか。

ポケモン、AC、FF1。
私の中でこの辺のタイトルが特別なのは、全て同じ理由があります。
それは、ゲームにしか持ち得ない魅力。
考える。工夫する。場合によっては神に祈る。
「体験する」ことが、私の好きだった、これらのタイトルの何よりの魅力です。
そして、ゲーム以外のメディアでは出来ないことです。

ACは、とにかく操作が難しいからこそ、マシンを動かす魅力があって。
それをうまく操れたときの達成感や、ゲームへの没入感は、他のタイトルでは変えられなくて。
マシンをアセンして戦うということ。シンプルで冷徹な世界観。
そういうもの全てがあって、「自分がレイヴンなんだ」という体験につながっていく。
操作をこなせないのも任務に失敗するのもアリーナで勝てないのも、自分の物語として体験できる。
もちろんそれは疑似体験です。本を読んだり、テレビを見るのと同じ、架空のもの。
でも、「自分が主人公になれる」のはゲーム以外にありません。
自分だけの物語を紡げる。
だから、ゲームは特別なんです。
こういう考え方は、ACファンとしては、ちょっと変わっているのかもしれませんが；


ずっと、そういうゲームを作りたかった。
まだ、そういう気持ちはあるけれど、色々あって、夢破れた今になって、改めてACを動かしていて。
ああ、このゲームがあるなら、もう、別にいいかもしれないな。
やっと、落ち着いてそう思えるようになりました。

もちろん、ゲームは作る方が面白いには面白いけれども、うん。
そういう納得の仕方もありかもな、と。


そんな風に思える今は、結構幸せなのかも。
予定を立てて人に会う以外は、結構順調だし。
こうしていれば、また歩き出せる日が来るのだと思うんです。

そう。
マシンを動かすように、ややこしい手順を踏んで。
思い通りにならない体を、えっちら、おっちら動かして。
きっとまた慣れれば、いつものように高機動で動ける日が来ます。

大丈夫。

今はゆっくりでも、必ず最後は空に辿り着ける。
思い通りにならないから、うまくいかないから、だからいい。
最後に辿り着ける空は、その分だけ美しいんです。



…相変わらず、厨丸出しですが(笑)
そんなことを考えてちょっと安心した、眠れない夜でした。

そろそろ明けてきました。
病院、やってますように！！